養老山麓サイダー「真心純水」プチギフト開発秘話 (前編)

まんぞく屋の開店当初からの主力商品に「真心純水(まごころじゅんすい) こだわりの地サイダー」という地サイダーのプチギフトがあります。
今回は、この「地サイダー」との出会いから、まんぞく屋オリジナルプチギフト商品として発売されるまでの道のりを皆さんにご紹介したいと思います!

cider-0

まんぞく屋がある岐阜県は日本の滝百選に選ばれた名瀑「養老の滝」で有名な養老町があります。
昔から湧き水の豊富な養老は、その昔、日本で初めてサイダーが作られた発祥地なのです。

養老山地より湧き上がる「日本の三名水」とも言われる良質な水から作られた「養老サイダー」は
当時、大ヒットしましたが、手作りする生産方法にとても手間がかかり希少な為、残念ながら続きませんでした。
その後、養老サイダーの歴史を引き継ぎ、養老町にある浦野鉱泉所が湧き水を使用した「養老山麓サイダー」が誕生しました。

地元の特産品となった地サイダー「養老山麓サイダー」は、道の駅、地元の商店、コンビニ、テーマパークで販売され、知る人ぞ知る名サイダーとして定着していきました。
開店間もない頃のまんぞく屋は、何か目玉として、結婚式や2次会用に面白いプチギフトを作りたいと地元ならではの商材を探し歩き、この地サイダーと出会いました。

ナント!そこで勤めている方に、まんぞく屋スタッフの知人がおりました!(^o^)/なんてラッキー♪
早速、その方から工場長へ、工場長から社長へとアポイントをとることが出来、お話を聞いていただけることになりました!!

打ちあわせまでに、プチギフトのデザイン案をスタッフみんなで練り上げます。せっかくの地元特産品を使ったオリジナルプチギフトだから、パッケージにもこだわりたい!
結婚式や二次会にオススメのプチギフトとして、インパクトも必要だし、華やかさも必要。新郎新婦からの「感謝」が伝わるパッケージ。。。。
う〜〜〜〜ん。。。。悩み抜いた結果、贈答品としてカルピスみたいに瓶ごと包装してしまおう!と決まりました。
パッケージデザインは、デザイナー「西野美未」が手がけ、サイダー専用に詩を書き下ろしました。

結婚した二人の決意とお祝いしてくださる方への感謝をこめたメッセージが入った、「これから二人でがんばります」のピンク色のデザインと結婚式以外のシーンでも使っていただけるように、「心を込めて感謝」のブルーの2デザインが完成!

cider-1

出来上がったデザインを持って、いざ!浦野鉱泉所の社長とご対面!
緊張しましたが、まんぞく屋としてのこだわり、商材への気持ち、地元の商品で全国のウェディングを控えた新郎新婦さまへ向けてここでしか買えない、特別なギフトとしての提案をしたいことを熱めに語らせていただきました!

社長はとっても気さくな方で、がんばる若者の力になれるならと、快く、サイダーの販売を許可してくださいました〜!!
しかしながら、当初の希望だった、オリジナルラベルでの販売は、ラベルの印刷ロットが10,000枚必要な為、当面は「養老山麓サイダー」そのままの商品を包装する形でスタートすることになりました。

こうして、まんぞく屋オリジナル「真心純水 こだわりの地サイダー」プチギフトが誕生しました!

2009年発売当初は、炭酸飲料の取扱いに未経験だった為、サイダーの運送時に、栓が抜ける、包装紙がこすれて破れるという配送中の事故が起こりました。

その都度、どうしたらいいのか意見を出し合い、発送時の梱包案を何度も何度も改善し、パッケージの形状や包装紙の紙質に至るまで、改良を重ねました。
そのお陰で、今ではそういった事故はゼロになりました。

cider-2

大変たくさんんのお客様からご支持やお礼のお言葉をいただき、スタッフ一同感無量です☆

そして遂に2011年、沢山のお客様に支えられ売上本数も伸び、念願だったオリジナルラベルを作る事に☆☆
開発当初の希望だった、まんぞく屋のオリジナルラベルのプチギフト、「真心純水」の完成です!

ちなみに、「真心純水」とは、こだわりの水、材料で大切に作られたサイダーで「大切な人を思うあなたの気持ち」がちゃんと届きますように…と願いを込めて名付けました。

オリジナルラベルに変更し、約2年。順調に売上を伸ばし、よかったと安心していた矢先のこと。
真心純水に突然ピンチが訪れたのでございます!!  (後編へつづく…)