続:養老山麓サイダー「真心純水」プチギフト開発秘話 (後編)

まんぞく屋の主力商品「真心純水 こだわりの地サイダー」プチギフト。
運送事故もゼロとなり、売上も順調に伸びていき、ほっとした矢先のこと。。。
2013年の1月初旬。今年も頑張っていこ〜!と気持ちも新たに動き始めたある日の事でした。
思いも寄らない一本の電話が……

それは、浦野鉱泉所の社長様からでした。4月いっぱいで工場を閉鎖すると…!!!ナンデスッテ??!!

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生産済みの在庫分はその夏の9月くらいまでのストックしかない。。。。
夏が終わるまでには、別の会社みつけないと!!!せっかくの地サイダーぷちギフトが出来なくなってしまう!
しかし、養老の水で作るサイダーとして売り出した「真心純水」なので、その条件を満たさないと販売する意味がない。
同じ湧き水、同じ品質で、作れる会社を急遽探し回る事に。。。。

それは、とても無謀とも言える条件。。。。

岐阜県には、サイダーを製造している会社が数件しかなく、
ようやく見つけた所は、岐阜でも北部の方の高山や郡上にあり、養老の水を使う事が出来ない遠距離でした。
岐阜市周辺で唯一の浦野鉱泉所がなくなってしまうと、養老の沸き水でのサイダーができなくなってしまいます。
静岡県でオリジナルサイダーを作ってくれる会社を見つけましたが、ここにするならば、養老も岐阜も関係ないものに変更しなければいけない…(汗)
もう、そうするしかこだわりのサイダーは作れないのかなと半ば諦めかけていました。

頭をかかえつつも、あちこち探し回り、ようやく岐阜県ではないけれど、お隣の三重県桑名市に100年の歴史をもつサイダー会社「鈴木鉱泉」があることが分かったのです。

お隣の三重県といっても、養老町から桑名市は車で40分ほど。
三重県桑名市にある鈴木鉱泉所様に事情をお話したところ、会長がとっても真摯に対応してくださいまして、湧き水を専用のタンク車で桑名へ運べば、製造方法、原材料、製法もまったく同じにして製品化できるとお返事をいただけました。
しかし、、、タンク車は4t〜10tの水を一度に運ぶ事になるため、少なくとも1回の生産本数は5,000本。
まんぞく屋だけの生産量では製造数量には達しないよ〜…(汗)ここでまたしても壁に当たってしまいました。。。

そこに手を差し伸べてくださったのが、問屋、卸をされているとある会社でした。
ここを問屋として、お店やテーマパークでの養老山麓サイダーの販売をするという条件にて、まんぞく屋の真心純水も製造ラインに組み込んでいただける事になったのです!!!

そんなこんなで、浦野鉱泉所から、秘伝のレシピを鈴木鉱泉へ受け渡し、同じ湧き水を使い、同じ製法で、同じ成分と味で生産できるという、奇跡的な展開とあいなりました。
外装ケースのデザインもオリジナルそのままの養老山麓サイダーで作り、まんぞく屋の真心純水もラベルも、内容、そのままの形で発売を継続できたのですっ!(>v<)

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そして、これを機に、ピンクの包装デザインを「ありがとう」にし、結婚式、二次会のプチギフトの他にも、シーンを選ばず「感謝」と「ありがとう」でより多くの方にご利用いただけるように変更しました。

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現在もこうして「こだわりの地サイダー真心純水」を続けられるのは、たくさんの関係者の方々のご理解とご協力があっての事です。
本当に大感謝です!

心からの「感謝」と「ありがとう」を込めて、これからも皆様のお手元へお届けしていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!