退職プチギフトの渡し方

はじめに

社会人として、今まで務めていた会社を退職する際には引き際をキレイに終えたいものですよね。最後の日に一緒に仕事をしてきた人達やお世話になった人達に対してプチギフトを贈ることで、気持ち良く職場を去ることができるものです。

退職時のプチギフトの渡し方や、気をつけるべき点とはどのようなものでしょうか。

1.会社の慣習に従うこと

それぞれの会社には代々受け継がれてきた慣習というものがあります。退職時の挨拶に関しても同じことで、自分だけ特別目立つようなことをすると後に退職する人に悪い慣習を残してしまうことになり兼ねません。やたらと豪華なものなどは「ぷち」ギフトではなく重いギフトになってしまうこともあるのです。

今まで退職しきた先輩達がどのようなプチギフトを選び、どのタイミングで渡して来たのかに習うようにした上で、自分なりのアレンジを加えるのはOKだと思います。

2.人数が多い会社の場合

大手企業に勤めている人が退職する場合、ワンフロアに数百人仕事をしていることもあります。この場合には直接仕事に関わらなった人も多く、全員分プチギフトを用意するのは困難ですよね。そんな時にはメインのプチギフトは関連部署のみにして、あとは個数の多いお菓子を給湯室や休憩所に置いておくという方法があります。

外資系企業では時折ティーラウンジに「ご自由にお召し上がり下さい」とメッセージを添えたスィーツが置いてあります。この時に「お世話になりました。○○」と書き添えておくと良いでしょう。

3.個人的に配るかどうか

プチギフトが人数分ある場合、他部署の人に一人一人配って回るかどうかということは、やはり今までの慣習に従う必要があります。

お菓子をプチギフトに選んだ場合、アットホームな会社ならば、ほぼ全員顔見知りですので一言ずつ挨拶をしたいものですね。しかし部署がいくつもある場合には、基本的にはその部署の上司に挨拶をするだけでも大丈夫です。「今までお世話なりました、皆さんでどうぞ」と箱を渡せば上司が采配をしてくれるでしょう。

ハンカチや生活雑貨などの個人的に使用するようなプチギフトは、自分の仕事に関連している部署のみにしておいた方が無難です。

終わりに

転職をする場合には、同業他社に務める人も多く、今後も何かの機会につながりがあるかも知れません。退職をする際には後を濁さずすっきりと去れるようにしましょう。

プチギフトはあくまで「感謝の気持ち」を表すもの、退職する喜びを表現し過ぎてしまうようなアイテムや演出は必要ありません。「お世話になりました」の感謝を伝え有るさりげない渡し方を心がけた方が良いでしょう。