結婚式での 「名前入り」のプレゼント

ブライダルギフトを選ぶときには、だれでもゲストに喜んでもらえるものを探しているでしょう。ですが、結婚式である以上はそれなりに関係のあるプレゼントが優先される傾向がありますね。とくに名前入りアイテムは、入れるかどうか悩むところなのでは。ひとつ間違えると開封後使われないという恐れがあるからです。名前の入れ方によほどのセンスがないと「野暮ったい」「今どきこんな」と思われてしまいかねないですね。結婚式の名前入りアイテムは、扱いがとっても難しいプレゼントとも言えますね。

プチギフトには新婚夫婦のセンスが最もよく表れます。それだけにそれぞれのカップルが知恵をしぼってさまざまなものを選んでいますね。結婚式はカップルふたりがゲストをお招きするものには違いありませんが、やはり両親というスポンサー抜きにしては語れません。新婚カップルが引き出物をセンスのいいカタログギフトだけにしたいと思っても、そうはいかないのです。ご両親としては、カタログギフトもいいけどそこへ昔ながらの引き出物(鰹節などの縁起物)を付け加えたいなんてことになります。結婚式とはこういったものなのです。さすがにプチギフトに関しては意見があるご両親も少ないでしょうから、お嫁さん側としては小さいながらも感謝の気持ちがいっぱい込められることになりますね。

筆者が以前にいただいた結婚式のプチギフトで可愛いなと思ったのがタオルハンカチです。タオルハンカチはプチギフトの定番ですから珍しくもないんですが、カップルの名前が品良く刺繍されていたのでいい記念になりました。本体のタオルハンカチは、ちょっと小さめの白いもの。無地でとくにこれと言って特徴はありません。しかしその白い端へ、新婚夫婦のイニシャルがそっと「○&×」と入れてありました。このご夫婦の引き出物には他に名前入りのものがまったくなかったので、このシンプルさがかえってカッコいいと思いましたね。

これから新婚夫婦として船出する2人が、そっと差し出してくれた小さな名前入りのタオルハンカチ。とってもいい記念になりました。カラーも白地に淡いブルーの刺繍だったので、日常づかいにしても違和感がありません。それに、タオルの品質もとっても良かったんです。質の良いタオルハンカチは使いやすいのでヘビロテになります。洗濯を繰り返すうちに擦り切れて生地が弱ってくるんですが、頂いたものはどれだけ洗濯してもふわっとしたままでした。

あとからタグをよく見たら、小さいながらも日本製のタオルでした。国産タオルは品質が非常にいいと聞いていましたけど、これほど違うとは思わなかったですね。小さなプチギフトのクオリティにまで気を配るとは、できた奥様だなあと感心した次第です。