海外の結婚式にもプチギフトってあるの?

ニューヨーク結婚人形

日本の結婚式では、披露宴のゲストに感謝とお礼の気持ちを込めて、引き出物をお渡しする習慣がありますよね。さらに、お見送りの際にちょっとしたプチギフトを手渡す姿もよく見られます。
この「プチ ギフト」ですが、実に様々なものが用意されていますね。また、用意する新郎新婦の個性が垣間見えるものでもあります。

さて、海外の結婚式の場合は、プチギフトってあるのでしょうか?

アメリカの結婚式の場合をご紹介しましょう。

アメリカの結婚式では、日本のようなご祝儀や引き出物という習慣がありません。

新郎新婦からゲストに対しては、Wedding Favor(ウエディング・フェイヴァー)いわれるちょこっとしたお菓子などのプチギフトをゲストの皆さんに配るのが一般的なようです。

Wedding Favorには、3~10ドルほどの小さなお菓子や雑貨が主流です。日本で送賓の際に手渡しするプチギフトに近いかもしれませんね。これが、手作りのクッキーだったり、カスタムしてある可愛らしい雑貨だったりして、新郎新婦の個性が現れるものになっています。

日本の結婚式でのプチギフトも、Wedding Favorを見本にして手作りされる方もいるようです。

つぎに、中国の結婚式を紹介しましょう。

中国の結婚式では、新郎新婦からゲストに贈り物という習慣は無いようです。が、中国人の結婚式ではお決まりのものがあります。それは「喜糖」(シータン)です。

喜糖は、婚約や結婚などのおめでたい時に、その本人が周りの親しい人たちに配るものです。「喜=喜ぶ、めでたいこと」「糖=あめなどの甘いもの」といった意味があります。周囲のお世話になっている方々に幸せのおすそ分けといった意味合いでしょうか。

喜糖は、小さな袋やバックに、あめ、グミ、チョコ等を中心とした甘いお菓子が詰め合わせになっています。甘いものを食べていただくことで夫婦仲良く過ごしますという意味で渡すもののようです。

ポピュラーなのは中国の伝統的な模様の布袋や箱に、飴の詰め合わせです。しかし近年は、とても可愛いパッケージに、飴やチョコなどのお菓子の詰め合わせを入れることが多いようです。ラッピングがとっても可愛くて、日本のプチギフトに似たものがありますね。

海外の結婚式は、それぞれの国によって違った風習があります。しかし、ゲストの方やお世話になった方に幸せと感謝を込めた小さな贈り物(ミニギフト)をするという点では、どこの国でも少し違う形のプチギフトのようなものが存在するようですね。プチギフトやサンクスギフトを検討する際に、ぜひ参考にしてみてください。